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20194/2

シリーズ派

工法・システム・シリーズ・定番という言葉に関心があり、特許を取ったり、商品化することにも、興味がある。いつも同じものを繰り返し建て、完成した自分の「作品」には必ず「番号」つまりシリアルナンバーをつける。その数を増やすことに執念を燃やしている。もちろんこの一派も「ローコスト」という建て主の常套句に対して見事に応えながら、個々の建物でなく一連のシリーズとして自己の作品性を堅持することができる。

やたらとオープンハウスを催すので建て主にとってはある程度完成像が予想できるし、建築家としては「伝家の宝刀」をちらつかせることによって「まちがった建て主がこないように」釘を刺しているという見方もできる。構造システムや工法などの追及に設計の重点を置いており、雑誌などで論文調に発表することによりかろうじて「建築家住宅」たりえているが、必要以上に儲かっていることがバレるとハウスメーカーのやっていることと何ら違いがないので避難を浴びる危険性がある。

また、「シリーズ派」で厄介なのは「自然派住宅シリーズ!」「エコ住宅シリーズ!」「直産材シリーズ!」として標榜している自称建築家たちである。果たして彼らの設計する住宅を「建築家住宅」と呼べるのかどうかは実は疑わしいのだ。だいたいハウスメーカーや建材メーカーが売り文句として垂れ流し的に使っている言葉を建築家が平気で使うという神経は疑われるべきだし、「建築家住宅」云々以前の問題として彼らを建築家として取り扱って良いのかという疑念も浮上してくる。

もちろん「自称建築家」であればなんの問題もないはずなのだが、商売の上手な建築士さんが「建築家」というものを一つの商売的な付加価値と考えて自分を売り込み、またメディアも無行為に「自然」×「建築家」という流行の二つのキーワードを掛け合わせれば建て主、一般消費者層への説得力が増す、と考えていることが見え透いていてとても見苦しい。

つまり、「自然派住宅シリーズ」は「建築家住宅」としての作品性に乏しい。もしあなたが「自然派」であるならば、ハウスメーカーでも工務店でも産直材木問屋でもやっていることなのできっとそちらのほうがよっぽど素直に「自然派」住宅を提供してくれるものと思われます。だってそもそも建築家なんてものは「不自然」なのだから・・・

ちなみにオープンシステムはどうだろう・・・これもシリーズ派?になるのだろうか?建築家はあの手この手で集客を目指します。中には商売に徹している人(営業マンを置いている設計事務所は間違いなく徹していますね!)も少なくないですが、ほとんどの建築家は建て主により良い建物を提供しようと思っている人がほとんどだと思います。シリーズ派も手段の一つなのです。

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